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2023.07.13

傲慢と善良

 

こんにちは!

 

京都市 南区 地下鉄九条駅から徒歩3分にある女性のお悩み専門パーソナルトレーニングジム Cocofull(ココフル)の横井です!

 

今日は最近読んだ本の感想というかただの自分の記録です。

 

 

 

 

「傲慢と善良」

 

 

 

まず最近改めてやっぱりこうだと思ったのが、

私は「本が好きな人」と「音楽を深く楽しむ人」が好きということです。

 

 

私が思う音楽が好きで深く楽しむ人っていうのは、歌詞や言葉の意味まで理解して聴いたり、曲ができた背景や作詞者の経験や気持ちを考えて聴いたり、1つ1つの楽器の音を楽しむとか、そういうことができる人。

 

 

変わった楽しみ方ができる人。

 

 

私はそういう人に居心地の良さを感じるらしくて、なんでかな〜って考えた時に、

 

 

多分そういう人は、無意識に言葉の影響力とか大切さを理解しているから、表現の仕方もなんとなく違ったり、トゲが刺さるような言い方もしないし、話していて関わっていて安心できる人だからなんかなと思いました。私はだけど。

 

 

口が悪い・悪くないとかそういうのとはまた違って、、、

 

 

曲とか本の言葉に自分自身や自分の気持ちを表現する言葉を探したり、頼ったり、癒してもらったりしてるからかなと思います。

 

 

私が小説を読んだのは多分8年ぶりくらいで、その時も人に勧められた本で、「君の膵臓をたべたい」でした。

 

 

人に勧められた本を読みたいとか、曲を聴きたいと思うのは、その相手を信頼できているからって聴いたことあるのが自分の中でなんとなく理解できた気がします。

 

君の膵臓をたべたいを教えてくれた友達も、今でもよく会う仲の良い数少ない友達だから。

 

 

この「傲慢と善良」は、表紙の絵がまず好きでした。

 

 

読み終えて一言でまとめたら、

 

 

「苦しい」

 

 

になりそう。笑

 

窒息死しそうでした。

 

でもこれを読み進める中でその都度考えさせられたし、胸を抉られる感覚もあったし、自分を振り返りさせられもした。

 

多分それは自分の中に傲慢さがありすぎるからじゃないかと思った。

 

 

この付箋がいろいろ感じたことを物語っている。(付箋に性格が出ています)

 

 

傲慢…高ぶって人をあなどり見下す態度であること

善良…素直で性質がいいこと

 

 

この本を読んでいて、傲慢さがない人間なんて多分いないんじゃないのか、とも思ったり。

 

そして、何より今まで生きてきた中での節々での自分の傲慢さをものすごく感じたし、最近でもそう、

それを正当化しようとしてた自分もいるなと思ったから、読んでてめちゃくちゃ苦しかった。自分のこと言われてるみたいで刺さるから。笑

 

でも、自分の中の傲慢さに気付くことで、それがただの傲慢ではなくなるのかもしれんなとも思いました。

そこに気付けるかどうかなのかもと。

 

 

そして善良さ。

善良を取り繕っている時点でそれはもう善良じゃないのかもしれん

 

善良さって誰に対してなのか

1つの善良さは誰かに対しては善良かもしれないけど、必ずそうとは限らないし。

 

善良さは傲慢から作り出されるものでもあるかもしれないっていう事も思ったし、自分のための善良さだったらそれは傲慢になりそう。

 

もう何が正しいかとかはよくわかりません。

 

 

気になった言葉や印象に残った言葉は付箋を貼ったけど、

 

特に引っかかったところが、初めは主人公2人ともが、

「この人 “なら” いいか」

と相手を選んでいたこと。

 

 

「この人 ”が” いい」じゃないんやってめっちゃ違和感がありました。

 

ん?!って読み返した。

 

今はみんな人を外見とかスペックとか、自分の過去がどうとか、そういうことろばっかりで人を判断しすぎて、目の前の人を見てなさすぎる。

 

見てないからわからなくなるのに(最近気が付いたし自分もそうだったのよ)

 

それがダメなんじゃなくて、そこしか見てないことが私はなんか嫌やなと思って。

 

 

まぁ、そう思うってことは自分も人をそういうふうに見ていることがあるってことなんですけどー。

 

 

でも私は、居心地の良さとか自分の感覚を大事にして人と関わってる。

 

関わるようになった。

 

そこはそう言い切る自信があるくらい大切にしてます。

 

 

自分が向き合おうと思わなければ相手にもそう思われるわけないし、

 

自分が自分を曝け出さないなら相手も曝け出してくれる訳ないし

 

自分が信じてないのに相手に信じてもらえる訳ない

 

 

どんな相手でもそう

 

 

こんな事も考えるきっかけになって、読んで良かったと本当に思えた本でした。

 

読み終わった後はちょっと泣いてたな。笑 

 

感動したっていうか、なんていうかそれとはちょっと違うけど。

 

ハッピーエンド?ではあるけど、終わり方がただただお幸せに!じゃなくて、感情に現実味があってリアルやったから。

 

 

最後にお互いがこの人で良かったと思ってたから。

 

 

2人にとっていい関係にする為に、すんごい壮絶なことがあっても、あったからこそ、お互いがお互いに影響しあってお互いが変われる関係って素敵やなと

 

そう思ったからうるうるしたのかもしれません。

 

ほんとにいい本。

 

自分弱いなとか、しょうもないなとか思う事もあるけど、そんな私と関わっててくれる人を、私なりに1人1人大切にしていこうと思います。

 

おしまい

 

 

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